三和体育製販株式会社

スポーツ用品トピックス

Topics of sporting goods

スポーツ用品トピックスTopics of sporting goods

体育館が避難所になる前のチェックリスト!

2026年09月10日

体育館が避難所になる前に
先生のための「5分で確認できる」防災・暑さ対策チェック

地震、台風、豪雨などの災害時、学校の体育館は地域の避難所になることがあります。
先生方の最優先は児童・生徒の安全確保です。そのうえで、体育館の設備・備品・地域との役割分担を平時から確認しておくと、いざという時の混乱を減らせます。

まず確認|あなたの学校の備えは?

□ 体育館の鍵・非常口・分電盤の場所を、複数の教職員が知っている

□ 防災倉庫の備品を、実際に出して確認したことがある

□ 暑い日の体育・部活動を変更または中止する基準が決まっている

□ 避難所を誰が開設し、誰が運営するかを自治体・地域と共有している

□ 体育館内の「受付・通路・要配慮者スペース」を配置したことがある

未確認の項目から、一つずつ準備を始めましょう。

避難所として使用されている体育館のイメージ

まず知っておきたいこと|避難所運営を先生だけで抱え込まない

避難所が開設された直後は、教職員が鍵の開錠や学校施設の説明を担うことがあります。継続的な運営については、自治体、地域の自主防災組織、避難者を含む関係者で役割を分担します。
学校は教育活動の再開も見据え、あらかじめ「学校が担うこと」と「地域へ引き継ぐこと」を決めておきましょう。

学校が確認しておくこと 自治体・地域と決めておくこと
鍵、設備、備品、危険箇所の情報 開設判断、受付、避難者名簿、物資配布
児童・生徒の安全確認 トイレ・ごみ・清掃の運用
教育活動再開までの施設使用計画 避難所運営の引継ぎ方法と時期

1.体育館の「使える・使えない」を見える化する

災害時に設備を使えるよう、場所だけでなく、操作方法や担当者も確認しておきましょう。停電・断水時に使えるかどうかも、重要な確認事項です。

体育館・防災設備チェック

□ 鍵・非常口・避難経路

□ 分電盤・非常用電源・照明

□ 水道・トイレ・手洗い場・排水

□ 防災倉庫・簡易トイレ・毛布

□ 車いすでも通れる入口・通路

□ 雨漏り・破損・立入禁止箇所

□ 停電・断水時に使えない設備

実務のコツ:体育館の平面図に、設備・備品・注意箇所を書き込みましょう。職員室、防災倉庫、避難所運営側で共有すると、担当者が不在でも対応しやすくなります。

2.暑い日の判断を「先生の経験」だけに頼らない

体育館やグラウンドでの活動は、気温だけでなく湿度・日射・輻射熱を含めた暑さ指数(WBGT)も踏まえて判断します。活動する場所と時間ごとに数値を把握し、記録しましょう。

WBGTの目安 学校での対応
31以上 屋内外を問わず、運動は原則中止。涼しい場所で行う活動への変更などを検討
28以上31未満 激しい運動は中止。活動時間を短くし、休憩・水分補給を徹底
25以上28未満 積極的に休憩。体調観察と水分・塩分補給を徹底
25未満 水分補給・体調観察を継続。激しい運動では熱中症に注意

※WBGTが低くても、体調や運動の強さによって熱中症が起こることがあります。学校・教育委員会の対応基準に従い、児童・生徒の様子も確認してください。
参考: 環境省|暑さ指数(WBGT)の概要と指針

朝5分の暑さ対策ルーティン

□ WBGTを確認・記録する

□ 管理職または担当者が活動方針を判断する

□ 体育・部活動担当者へ共有する

□ 必要に応じて授業内容、場所、時間を変更する

□ 活動中も再測定し、体調不良者がいないか確認する

暑さ対策用品は「活動判断を支える設備」として活用

送風機や冷風機は暑熱環境を和らげるための補助的な設備です。WBGTが危険な値の場合は、機器の使用にかかわらず活動の中止・変更を優先してください。
休憩場所への送風、換気、空気の循環に役立つ機器を平時から準備しておくと、授業・部活動・避難所での活用を検討できます。

困りごと デジタルカタログの該当ページ
WBGTをその場で確認したい 熱中症指標計を見る(誌面155ページ)
休憩スペースに涼風を届けたい 大型冷風扇・気化式冷風機を見る(誌面149〜150ページ)
特定の場所を冷やしたい スポットクーラーを見る(誌面153ページ)
空気を循環させたい・換気を補助したい 大型ファンを見る(誌面154ページ)

導入前に、電源容量、設置場所、排熱・排水、給水、保管場所を確認しましょう。気化式冷風機は換気条件や湿度によって効果が変わります。停電時の使用可否も、機器と電源設備の仕様で確認してください。

3.避難者の居場所を一度つくってみる

体育館は広く見えても、避難者が生活するには、通路、受付、物資置き場、配慮が必要な方のスペースが必要です。防災訓練の際に、実際の配置を試してみましょう。

体育館の避難所レイアウト例

↓ 出入口・受付への誘導 ↓
受付・情報掲示
避難者受付
お知らせ・連絡先の掲示
物資置き場
飲料・食料・衛生用品
配布用の仮置き
救護・要配慮者スペース
高齢者・乳幼児連れ
体調不良者への配慮
通路|車いす・物資運搬のため、寝具や荷物を置かない
居住スペース A
家族・世帯ごとの
生活スペース
居住スペース B
通路を確保しながら
マット・寝具を配置
プライバシー配慮スペース
授乳・着替え等に配慮
間仕切りの活用を検討
トイレへの動線|居住スペースを通らず移動できる位置に ごみ分別・回収場所

※配置の考え方を示す模式図です。実際の出入口・非常口・避難経路を優先し、学校の施設条件と自治体の方針に合わせて調整してください。
※画面が狭い場合は、図を横にスクロールできます。

間仕切りを設けた避難所のイメージ

配置時のチェックポイント

□ 通路を荷物や寝具で塞がない

□ 受付と情報掲示板を入口近くに置く

□ 高齢者、乳幼児連れ、障害のある方などへの配慮スペースを確保する

□ 着替え・授乳など、見られにくい場所をつくる

□ トイレ・ごみ置き場への動線を確認する

日常の体育用品も、避難所で役立ちます

平時の備品 避難所での活用イメージ
体操マット・連結式マット 状態や衛生面を確認し、一時的な休憩場所の床の硬さを和らげる補助に
ボールかご 清潔な物資の仮置きや仕分けに
ハンディーボード・ホワイトボード 連絡事項、物資配布の時間、相談窓口などの掲示に
マルチキャリー・台車 耐荷重や搬出経路を確認したうえで、備品・物資の運搬に

備品を転用する場合は、安全性・衛生面・教育活動への影響を事前に確認してください。長期の避難生活に必要なベッドや寝具は、自治体と別途準備を進めましょう。

防災用品の確認はこちら

防災用品は、内容物だけでなく、保管場所・使用人数・搬出動線まで含めて検討することが大切です。まずは現在の備蓄と照らし合わせ、不足する用品を整理しましょう。

防災バッグを見る(誌面159ページ)

4.「あるのに使えない」備品をなくす

防災備品は、保管しているだけでは不十分です。年度初めや防災訓練前に、実物を出して確認しましょう。

年1回の備品点検チェック

□ 簡易トイレの数量・使用期限

□ 懐中電灯、乾電池、ラジオ、充電器

□ 毛布、マット、間仕切り、ブルーシート

□ 救急用品、衛生用品、消毒用品

□ 発電機・蓄電池・燃料の保管状況

□ 送風機・冷風機・暖房器具の作動確認

□ 台車を使った搬出動線と必要な人数

最後に、「誰が」「何分で」準備できるかを記録しましょう。

5.地域と「小さな訓練」を始める

大規模な避難所訓練が難しい場合でも、30分の小さな訓練から始められます。

10分
鍵・備品・設備の場所を確認
10分
受付と通路をつくる
10分
改善点を一つ決める

訓練で話し合いたい3つの質問

□ 最初に体育館を開けるのは誰ですか?

□ 避難所の受付・物資配布・清掃は誰が担いますか?

□ 学校が教育活動を再開するため、いつ・何を地域へ引き継ぎますか?

印刷して使える|体育館の防災・暑さ対策チェックリスト

体育館の設備確認、朝の暑さ対策、避難所開設時の備品確認を、A4横1枚にまとめました。 各項目の右側にある「メモ・備考」欄には、不足している備品や対応担当者、改善予定などを記入できます。 職員会議や防災訓練の際に、印刷してご活用ください。

体育館の防災と暑さ対策チェックリスト。確認、チェック項目、メモ・備考の3列で構成したA4横1枚の印刷用シート。
画像をクリックすると、拡大して確認できます。

職員間での確認や、防災訓練の記録にご活用ください

印刷用チェックリストを開く(PDF)

印刷設定:A4・横向き・1枚
印刷画面で「用紙に合わせる」を選択してください。

まとめ|完璧な備えより、「迷わず動ける」備えを

体育館を避難所として機能させるために必要なのは、高価な設備だけではありません。
設備と備品の場所を知っていること。暑い日の判断基準があること。避難所のレイアウトを試したことがあること。地域と役割を共有していること。
まずはチェックリストで未確認の項目を見つけ、担当者と確認日を決めるところから始めてみましょう。

体育館の暑さ・災害対策用品をご検討の方へ

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暑さ対策用品を見る 防災バッグを見る